先日、パートナー君のお山の草木を使って、初めて料理をしました♪
昨年12月にお隣の日田市環境課方面からの依頼でロケットストーブ作りの講師として呼んで頂きました。
今回で三回目。
日田市では、林業の町なのだから原発や化石燃料に頼らずに薪を使った暮らしを復活させようとの動きがあるのです。
10人に1人はロケットストーブを使いこなせるようにーって!すごい!
で、その時にパートナー君の分のロケットストーブも作りました。
うちでは、時計型の薪ストーブとロケットストーブを連結させて、春夏の料理用として日頃から使ってますが、パートナー君の所では、まだ薪を使う準備が出来てなかったので。
近いうちに薪ストーブも設置する予定。
お山での暮らしは小さくシンプルな暮らしだから、出来ればお山で日々の燃料も自給出来るといいなぁーと思っています♪
このご近所で換金作物である柿を育て、毎年この季節に剪定などされるので、その材を頂いてきたりして、うちでは煮炊きに暖房にお風呂にーと使っています。
それは、経済の巡りの中から出てくる副産物のようなもの。使う人がいなければ、ただただ燃やされるもの。
毎年、薪集めをする時には、木々に向かって祈るのです。
うちでは、日々の煮炊きや暖房、お風呂に薪を使わせて頂きます。そして、出た灰は染色作家さんが藍染するための微生物達の餌にー染め物にーと使い、その後釉薬として器を作らせて頂きます。
大切に大切に使わせて頂きます。
もし、そんな風に使われたい方々がいらしたら、うちに薪として来て下さい!って(笑)
そうして、自らの意志で(と思ってる(笑))来てくれた木々だから、ご縁のある方々だと思って、来てくれてありがとう!って喜んで使わせて頂いているのです。
だけど、それらの大半は経済から、その無駄から、もたらされたもの。
パートナー君のお山での小さな暮らしだったら、そんな経済の中からではなく、命の巡りの中で暮らしを中心にした薪仕事が出来るのではないか。。。そんな風に思って。
私達が望む、自然から養われている事を実感して生きること。
生きるのに必要なライフラインは、出来るだけ大きな所に頼りたくなくて、出来るだけ自分達で何とかしたい。
薪(自然)を使った暮らしではあるものの、その薪が経済からもたらされたものでは、大きな所に依存してるのと変わらないのかもしれない。。。そう感じ始めました。
本当は、お山を歩き落ちている杉の葉や小枝を焚き付けに拾い、枝打ちや間伐した木々や倒れた木々を処理して使う方がいい。
そうして、日々の燃料を得る為に山を歩く事で、どんどん山は風や光が通るようになり、人間と共存する美しい形になってゆくと思う。
かつてはあったろう山との確かな繋がりも山から直接恵みを得る術も失われずに済む。
そんな暮らしも繋がりも失われてしまったから、みんな山があってもそこから得る方法が分からない。
薪を使って暮らす私も。
パートナー君のお山で、その術を1から学んでみたいと思いました。
そう思って、身の回りに既にあるものを使ってロケットストーブで料理してみたのです。
庭の枯れ草、落ちている枯れ木、竹。。。
外から外から持ってこようとするのではなく、今、目の前に既にあるものに気づいてゆく。
全ては、そこにはじめから豊かにあったのにね。
そうしてると、心の中心が静かにそろってゆく気がしました。
確かな繋がりを持って、そこで生きていける安心感と感謝共に。
お山が、自然が、私達の命と共にあって、ますます必要な大切な存在になってゆく。
ほんとうに幸せな暮らしだなぁー
何だか、より本心から望んでる形にーと、一歩踏み込んで新しい段階にシフトしてきてる気がするこの頃です☆