星のしずく暮らし

自然と共に ゆったり暮らそ

多年草化した田んぼ

これまで四年間続けてきた無農薬無肥料不耕起の田んぼをお返しして、今年から新しい田んぼにお引っ越し。

これまでの自然農の方法で、冬に水を溜めたままの冬水田んぼにしたい。出来れば多年草化させたい。そう話したら、長年無農薬でお米作りされてる方が、ご自分がされていた田んぼを2枚、ここなら条件にぴったりだと貸して下さった。


そしたら、いきなり今年の田植えの時には多年草化してる事に気づいて、今年から多年草化田んぼが実現(笑)


以前の無農薬農家さんの続きのヒノヒカリ
株間30×30。


こぼれ種から発芽した天道生えの稲もたくさん。


以前の株からそのまま出てるのが多年草化してる稲。欠損してる所に苗床で育てた稲と天道生えの稲を補植しました。

なので、品種はみんなヒノヒカリだけど3種類の稲
が育つ田んぼ。


今、稲刈りしていて、その生育が全く違う事が面白くて、なるほどーと気づきがたくさんです。


今年の長雨や台風で、稲も倒れた所がありました。
見てみると、倒れてるのはだいたい天道生えの稲。

しかも、べったり根元から倒れてる。
根張りも不十分で、茎も細くて徒長してる風、分蘖も数本。


苗床の稲は、分蘖もそれなりで、倒れてるけど斜めな程度。


多年草化してる稲は、全く倒れず分蘖は20から30程度で茎も太くがっしりしっかり力強い感じ。



私、自分で選んで適期に勝手に出てくるこぼれ種が一番よね!って、畑とかでもよく言うし、天道生えのは強い!って思い込んでました!

天道生えが強いって、確かなのは確かなのだけど、見方が変わった。


大量に大地に落ちた種の中でいろんな事があって、唯一生き残った強者が強いのであって、その裏では大量の大地に還ったもの達がいるんだ!




そんな風に思ってたら、先日こんな記事を見つけて、そうだよね!って、さらに納得!
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=3169556279823252&id=100003067337937&ref=m_notif¬if_t=feedback_reaction_generic





みんな強いわけじゃなくて、自然ってそうして強い種を残す為に他の全ては大地の栄養になってる。

結果ほんの一部だけ強いものが残ってるだけなのに、天道生えはみんな強いと思い込んで、その稲を植えていったら、みんな倒れたー


天道生えは、密集して発芽するから、苗として見るとかなり徒長してるのだと思う。


それなりの間隔をとって育てた苗床の稲とは、茎の太さも根張りも違う。


多年草化してる稲は、昨年の続きだからすでにしっかり根が張られてる分、強かった。



天道生えの稲を抜いて、アチコチに補植したのがまずかったなぁーと。

でも、田んぼの一部分は、出来るだけ何もせずにそのままの状態を見守ってみようとそのままにしたのだけれど、天道生えの密集してる稲は、この長雨で病気みたいに枯れたようになって、べったり倒れてました。

それでも、実はしっかりつけてたけど。


稲刈りしてると、全ての稲を手で握るので、その茎の太さや根の張り具合の違い、田んぼの中でも日当たりのいい場所と悪い場所の違いとか、とってもよく分かります。

日当たりの悪い所は株間を広くとった方がいいかなぁーとか、それに合った品種に変えてみるといいかなぁーとか。


稲が今年生きた軌跡を感じとれる。


私の中で天道生えは強い!との思い込みが見直された事は、大きかった!

あなた達は、生き残った強者だったのね!
今、生ている私達もー



多年草化してる田んぼの稲刈りは、たぶん月末までには終わります。
お手伝いに来てくれる人達によっては、もっと早く終わるかもー


その後、様子をみながら、上の段にある自然農一本植え(ハッピーヒルヒノヒカリ、アサヒ、緑米)の田んぼの稲刈りをします。






興味ある方は、作業中であまりお相手は出来ないかもだけど、見学(お手伝い?)にどうぞー



その後、足踏み脱穀機での脱穀と手回し唐箕に続きます♪








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