昨日は、朝から5人で、福岡の糸島で開催された福岡自然農塾へ参加してきました。
ご近所りんちゃんと久留米で有機農業をされている東原さん、ヒプノセラピストのゲーマン房子さん、そして、嬉野のしもやま農産で働かれている昌ちゃんの5人。
嬉野のしもやま農産は、星座の茶香炉にセットで付けさせて頂いている無農薬のお茶を生産されている農家さんです。
りんちゃんと私以外の方は、そこへ行くのは初めてでした。私も10年以上ぶり。
いつも、この時期の福岡自然農塾は、参加者が少ないらしいのですが、今回は、原発の影響もあって、これからの生き方を問い直す方々が多いのか暑い中、70名程の方が参加されていました。
それも20〜30才代の若い方々が、多く、遠方からも来られていて驚きました。
自然農は、耕さず、肥料・農薬を用いず、草々虫達を敵とせず、生命の営みに添い従う農のあり方です。
それをどのように実践してゆけばいいのか、20年程実践されている方々の田畑を見学し、種降ろしの仕方、支柱の立て方、草の刈り方など、実演して頂きながら学んでゆきます。
スタッフの方々も、営農されている方、自給自足を目指す方、研修中の方など、様々です。
見学に来ている方々も、年齢も様々なら、全く畑をした事のない方もいれば、実際に営農されている方もいて、それぞれの立場からの質問が出ながら、それに参考になりそうな方が答えるという様な、これ!という答えはなく、共に考えてゆく…みんなが学びながら深めてゆく…という雰囲気でした。
自然農の畑に立って、まず一般的な畑と違うと思うのは、地面が草に覆われていて、土が露出してないところでしょうか。
生きては死んでゆく事を繰り返す事で、積み重なってゆく亡骸の層が、次の生命を育む舞台となり、その層がたくさん積み重なる程、自然にバランスのとれた豊かな土壌になります。
なので、基本的に草は抜かずに地面とスレスレの所で刈って、その場に敷くのですが、よ〜く自然を観察していて、この草は、これから自然に枯れてゆく時期なら、刈る必要もなく、作物が日陰にならない様に倒しておくだけで良かったり…
観察し、それぞれの性質を知ってゆく事で、手の貸し方も、違ってくる様です。
自然農塾には、通って来る方が、それぞれに借りている小さな畑があり、名札が付いています。
そこは、その方に任されていて、それぞれが畑の生命と向き合う場です。
その時に、長年の経験のある方は、あ〜今こうした方がいいなぁ…と思っても口を出さないそうです。
それぞれの学びがあるからだとか…
草があるお陰で、乾燥も防げ、夜露朝露が降り、基本的に夏でも灌水の必要がないといいます。
そして、一気に草を刈ると、虫達の住処がなくなり、生命の営みがガラリと変わるので、一畝の片側づつ草刈りしたりして、急に変化をさせない様に配慮し、生命に沿っていくと話されていました。
その畑は、その人が現れるとも…
農を通じて、自然を通じて学んでいるというだけで、物事の考え方、生き方そのものを学んでいるのだなぁと思いました。
そして、生命としっかり向き合う時、それは、とっても美しくて喜びに溢れて楽しい学びになるのだなぁ〜と思った、8月7日の福岡自然農塾でした。
最後には、とっても甘い大きなスイカもご馳走になり、たくさんの方々との交流も出来ました。
ありがとうございました。
帰りに今回見学させて頂いた鏡山さんの書かれた本を購入しました。
すごく丁寧に分かりやすく、それぞれのお米や野菜達の育て方がイラスト付きで書かれてあり、道具の事や種降ろしの暦まで書かれています。
実用書に止まらず、もっと深いところまで書かれた、とっても素敵なオススメの本です。
『自然農・栽培の手引き
〜いのちの営み、田畑の営み〜』
監修・川口由一
著者・鏡山悦子
南方新社2100円
みんなで車に乗って、ワイワイお喋りしながら朝倉まで戻り、りんちゃんと昌ちゃんと3人で、りんちゃん宅へ。
今日は、りんちゃんの旦那さんがご馳走を作って待っててくれました♪♪♪
今日は、僕の方が早く戻るだろうから…って☆
週に1度ほど、旦那さんの手料理の日があるのです。
ビールを飲みながら、アレコレ料理するのが、とっても楽しいとか♪
今日は、酢豚に秋刀魚にサラダ、ザルうどん、冷や奴…とご馳走が並びました☆
この酢豚の人参の火の入れ具合がいいでしょう!と、いろいろ研究されてます。
料理番組などで、レパートリーを増やすって(笑)
美味しいお料理を頂きながら、またまたお喋り♪
家族っていいなぁ…と感じる素敵なご夫婦です☆
心もお腹も(笑)いっぱいになったホントに楽しい一日でした。