4月19日は、日本一若い五島列島在住の木桶職人「桶光」の宮崎光一さんにお越し頂いて木桶のお話&実演ワークショップをして頂きました✨
私達が「桶光」さんの木桶を知るきっかけになったのは、お味噌作りワークショップに来て下さる方々の数人が「桶光」さんの木桶で仕込まれてたから✨✨
そして、発酵の先生でもある八百屋のヒデさんが、その木桶と陶器の甕、そしてプラスチック容器に同じお味噌を仕込んで、その違いを食べ比べさせてくれた時に、びっくりするほどみんな違っていて、木桶のお味噌がものすごく美味しく仕上がってたから❤
いつか、その木桶でお味噌を仕込みたい!とずっと思ってました✨
すると、お山でも「星のしずく」でも井戸掘りでお世話になった「いのちの地下水をつむぐ会」の石井さんが以前井戸掘りに五島列島の宮崎さんの所へ行かれていて、今度福岡へ来られるから、ここでお話会とワークショップをーとご縁を繋いで下さったのです✨✨
実は、そのお話を頂く半年ほど前にすでに木桶を注文していて、木桶が届く頃には宮崎さんとお会い出来て木桶作りを見せて頂ける事になるとは!まさかまさかの展開に本当にびっくりでした✨✨
お昼の部には「おひつ」、夜の部には「味噌桶」についてのお話と実演ワークショップをして頂きました。
・桶と樽の違い
・材料
・柾目と板目について
・木目の性質
・詳しい使い方やメンテナンス方法
・現在の桶職人さん達の現状
などなど、興味深い宮崎さんの自己紹介や弟子入りのお話などと一緒にスライドを見ながら詳しく木桶の説明をして頂きました。
知らない事だらけで、皆さん、へぇーーそうなんたーと声が何度も上がってました✨
そして、いよいよ桶作りの実演へー
お昼の部と夜の部で「おひつ」と「味噌桶」を。
杉の丸太を手で割って、割った所から特注の道具で桶の壁になる部分を割り出してゆきます。
曲線がついた蒲鉾板のようなものがたくさん。
機械で製材すると木目に添わないので無駄が出るとの事。
そうして出来た板をまたまた特別なカンナで削ってゆきます。
何度も何度もお手製の木製ものさしを当てながら微調整。
ほとんど分からないほどの角度をつけてゆくのは、タガを締めた時に隙間が開かないようにーなど、ひとつひとつに意味があるそう。
接着剤を全く使わない宮崎さん、接着剤を使うと木が動いた時に別の場所が割れたりして修理が出来なくなるからだとか。
かつての日本の家庭では本当にたくさんの桶を使っていて、全部バラバラにして修理しながら、ずっと使い続けてゆける道具だったそうです。
今の使い捨ての世の中を改めて見直さないとーと思いました✨
世代を超えて修理しながら、使ってゆけて、ダメになってもそのまま自然に還る。
職人さんとお付き合いしながら長く使ってゆける。
かつては、そんな道具達とのとっても豊かな暮らしだったのですね✨
だから、桶職人さんは、ものすごくたくさんいて、工房を持たずに流しでお仕事されてた方々もたくさんだったとか。
今は90代の宮崎さんの師匠さんも流しの職人さんだったそうです。
そして、全く機械を使わずに作る師匠さんに習った宮崎さんは、竹釘作りや底にする丸い板を切るところも実演で見せて下さいました✨
機械を使わずの手仕事は、みんな自然の摂理に沿っていて、ほんと美しいなぁーと思いました✨
無理がなく、人と自然が寄り添ってる✨
「おひつ」は柾目、「味噌桶」は板目で、全く反対の性質なのにもビックリでした。
同じ杉で木目の構造をよく理解して使い分けていたのだなぁーと、今頃ですが、木桶の事を知れて本当に良かった!
そして、そんな本物の職人さんと出逢えて、その木桶を使わせて頂けて良かった!!!と心から思いました✨
美味しくなるはずだわー✨✨
夜の部まで終わった後は、お時間ある方々で持ち寄りご飯&交流会✨
持ち寄りご飯、すごかった!!
そして、交流会では物事を成してゆく上での心構えなど、武道と職人さんの共通点盛りだくさんで盛り上がりました❤
本質的な事は、何をするにも同じなのでしょうね✨
宮崎さんの木桶、25日までは先払いの振り込みにて、うちで御注文受けれます✨
このサイトに種類や価格があります。
https://okemitsu.thebase.in
気になるようでしたら、ご連絡下さいな✨
壊れた木桶を持って来られてた方もいらして、修理して頂いてました✨
大切にしたい道具と職人さんと、ずっとそんな関係築いてゆけるといいですね❤
宮崎さん、ご参加頂いた皆様、本当にありがとうございました✨
そうそう!
今回、宮崎や広島など遠方からもご参加頂いたのですが、その中に私と同じ先生に東洋医学を学んだ生徒さんが!
私は1期生で最初の生徒だったのですが、彼女達は最後の生徒さんだったとか!
広島からわざわざ全く知らずに来られて、本当にビックリでした✨
そんな事ってあるのですねー✨
✨