星のしずく暮らし

自然と共に ゆったり暮らそ

買うから作るへ

今日は、星野村の大山さん&Hariが、お昼に来てくれました♪


朝から細工の仕事をしてたので、ちゃんとお弁当持って行くからランチは気にしなくていいよ〜って言ってくれたので、私の分は常備菜の野菜のオカズ。


一緒にランチTIMEしました☆


大山さんは、体調に合わせて、小さな玄米おにぎりを2つ。

Hariのは、ご飯とオカズに加えて、やっぱりカレー(笑)


今日のカレーは、猪のカレーだよ!って食べさせてくれました♪


圧力鍋で柔らかく煮込んであって、美味しかったです☆


ランチの後は、お茶をしながら、今、地震への警戒が高まっている事、それに伴う経済や金融関係の崩壊の可能性、食料やエネルギーの自給やこれからの暮らし方について話をしました。


Hariは、ネパール人。

もともと、電気もガスも水道もなく、自給自足が当たり前の世界で育った人です。

そんなHarが、日本人は、自然に「作る」という発想がくるのではなく、自然に「買う」という発想が当たり前になっている。


何でもボタン1つで、出来てしまう。家事に時間もかからないのに、みんなずっと忙しい。

そして、その機械がなくなれば、何も出来ない。何をやっているんだろう…と思うそうです。


いつの間にか自分自身で考えて、知恵を使って、自分で作り出す事をしなくなってしまったのでしょうね。

ある時、大勢の大人が集まって、何処かに挟まったモノを取ろうとして、みんな出来ずにいたらしいのですが、そこに来たネパールの方が、小枝を持ってきて、意図も簡単に取ってしまったそうです。


多くの日本人が、忘れてしまっている事を彼らは、まだちゃんと知っていて、次に引き継いでいるのでしょうね。


この際、Hariに、こんな状況の時には、ネパールではどうするのか…と聞き、教えて頂きました。



ライフラインは、どう?と聞いたら、必要なものは、水・米・塩・油・鍋・ナイフと答えました。


そして、災害があっても、まず川は流れてるから、水の心配は要らないって☆


私達は、まず水の確保を…と思いますが、ネパール人にとっては、川さえあれば、水が途絶える事はなく、水は心配ないと。


そして、火をおこすこと。
Hariも子供の頃は、石を打って火をおこしていたそうです!
ネパールの山奥では、今もそうだとか。

庭を見て、使える石ないかなぁ〜って(笑)
石の種類にもよるのでしょうね。マッチは、買わないといけないけど、石はずっとあるって言ってました☆
まず、火花を散らして、その火花をコットンなどの火の点きやすいものに移し、少しづつ大きくするそうです。


乾いたコケが、よく火が点くらしいです。


ちょっと練習が必要ですね☆でも、出来たらカッコイイかも(笑)


大きくした火は、竈で次に使うまで灰を被せて燻らせておき、火種を繋げていくそうです。


油を備蓄しておくと、ランプにも使えるから便利だよ!と教えてくれました。


ネパールでは菜種を育てて、それを工場に持って行って油にしてもらうらしいのですが、10kg程の菜種から油が4L以上は採れたそうです。


その工場も動力は、水車などの自然エネルギーを使い、電気はきてなかったとか。

多少のお金で支払ったり、油の一部を渡していたそうです。



お米も各自で手作りした簡単な道具で、精米していたそうです。

それらの道具たちは、簡単に手作り出来るものでありながら、なるほど!という自然の摂理をよく理解した作りなんですよね☆


日本の昔の道具達もそうでしたよね!

私は、いろんな場所を旅すると、そこの民族資料館みたいな所をよく訪ねて、各地の生活の道具を見て回っていました。感動するものが、たくさんで大好きなのです♪


Hariの話にワクワクしてしまいました☆



ランプは、簡単にあるモノで出来るよ!という事で、急遽ランプ作りワークショップに(笑)


浅めのお皿にサラダ油を少し入れて、綿の切れ端を三つ編みにしたりして、紐状にして、皿の真ん中からフチに向けて置き、火を点けるだけだそうです。(写真を見てみて下さい。)



ちょうど、骨董好きな方から昔の日本で使われていたお皿ランプを頂いてたのを思い出し、久しぶりに使ってみました♪

これ、中学生の頃に頂いたんだよなぁ〜こんな時に役立つなんて!


中学生の頃、通ってた床屋さんは骨董好きの方で、100年前の古い床屋椅子に、天井からは、たくさんのランプが下がり、李朝の器などにサイフォンでコーヒーを淹れて飲ませてくれてました。


毎日の様に行っては、遅くまで、いろんなモノを見せてもらってたっけなぁ〜

話はそれましたが、その頃に頂いたもの。


そして、灯油ランプも簡単に出来るよ!と、空き瓶の蓋にドライバーで穴を開けて、やはり綿布を裂いて、少しだけ出して穴に通し、瓶に灯油を入れるだけ。


布が灯油を吸い上げて燃え続ける仕組みです。

あっという間にランプ2個が出来ました☆


でも、油のお皿ランプは大丈夫ですが、灯油ランプの方は、煤が出て部屋が真っ黒になりそう(汗)


ネパールの家は、家の中で薪でご飯作るから、煤が当たり前なんだよねぇ…


こちらは、日本では外使用だな…
タイマツ風なランプ式懐中電灯かな(笑)


楽しく勉強になりました☆


みんなに役立つ知恵がたくさんだろうから、Hariに自然と共存する暮らし方の話をしてもらって、ネパールカレーを一緒に作って食べて、石で火をおこして、ランプを作ろう〜!ってワークショップも楽しいかもね☆



ご希望の方がいらしたら、お知らせ下さいませね♪


スパイスたっぷりのネパールカレーも魅力的ですよ☆


今晩はランプの炎で、まったりしようかな♪



いろんな知恵を伝授してくれて、ありがとう!