頼まれものの器の修理がたまってきていたので、ちょっと前から少しづつ時間を見つけては、割れた器の繕いをしていました☆
割れても修理してまで使ってゆきたいと思ってもらい大切にされてきた器達。
私は、本格的な修理は出来ないので、簡単に接着剤やエポキシというパテを使って繋げたり、破片のない部分はパテで埋めた後に、細かい耐水性の紙ヤスリで、凸凹の面を研いています。
その上から漆と金粉で仕上げ。
本格的な補修だと接着やパテにも漆を使う様で、かなり技術が必要なようです。
一から器を作る以上に手間のかかる作業。
でも、思い入れのある大切なものは、代わりがないですもんね!
あんまり夢中になって作業していて、気がついたら夜中の2時を過ぎてた(汗)
自分で使っている器達も一緒に修理したのですが、一つ一つ丁寧にヤスリをかけながら、この風合いいいなぁ〜☆☆☆って、ウキウキしてきて、器が大好きなんだと改めて思いました(笑)
そういえば、中学や高校生の頃から、将来使いたい器を少しづつ揃えてたっけ♪
中学生の頃に行っていた床屋さんが、まるで骨董屋さんの様なお店で、明治の頃の床屋の椅子があったり、天井からはアンティークのランプ、60代くらいの個性的な女性が剣道衣の上着に下駄を履いて、散髪してくれてました(笑)
中学生の私に冬はサイフォンでコーヒーを淹れてくれ、夏は大きな水出しコーヒーの道具で水出しコーヒーを、骨董の古い器に丁寧に淹れて出して下さっていました。
新しい骨董を手に入れる度に、この器は○○時代の何焼きで…と説明してくれて。
不思議な空間だったなぁ〜
中学から大学卒業するまで通ってました。
自分で作るようになった今でも、やっぱり器が好きで、ついつい買ってしまうのですが、私の好きな器は、自分で山から掘ってきたような土味の活きた素朴な器だなぁ〜と持っている器を眺めながら思いました☆
私が作りたい器、使いたい器は、どんな器かな…
修理しながら、そんな事を思いながら。
さぁて、これから何作ろうかなぁ〜
って、明日はロケットストーブのワークショップだった(。・ω・。)