星のしずく暮らし

自然と共に ゆったり暮らそ

原発のお話

今日は、すごい雨でしたね。みなさん大丈夫でしたか?

私は、朝から熊本の大津へ、以前blogでご紹介させて頂いた近藤さんの原発の講演会に行ってきました。

高速は50キロ規制の上に事故渋滞。
高速を降りた後は、道路に、まるで川の様に雨水が流れていて、驚きました。
だけど、何とか無事に会場に到着して、お話を伺う事が、出来ました。


すごい雨の中、たくさんの方々が訪れ、会場は、いっぱいになり、主催されたガラス作家の一鬼さんの人望と、多くの方々の原発への関心の高さを感じました。

講演は『福島原発事故から分かったこと』と題して行われました。

内容を少しご紹介させて頂きます。


☆電力は、十分足りています。

ピーク時の最大電力も、火力・水力発電の合計で賄え、原子力は、必要ないというお話。


☆想定外ではなかった原発事故(想定外にすれば、賠償が免除)


地震の規模を示すマグニチュードの「ものさしを勝手に変えてしまった」
全ての事を「想定外」に持っていこうという企み(あるいは高級な心理作戦)について。



津波の規模

津波も想定外だったというけれど、過去には、同じような地震津波もあったお話。


☆全電源喪失

原発設計安全指針には、今回の事故で最も大きな問題になっている「全電源喪失」は、考えられてなかったという問題点について。

☆起こるべくして起こった事故

未完成な技術・素人同然の現場作業者・施設改善を怠ったというお話。


☆隠蔽体質

放射線放射能・被曝
放射線放射能放射性物質の違いについて。
外部被曝内部被曝について。


死の灰・核燃料

100万KW級の原発一機が使用するウランは1t。広島型原爆で燃えたウランは800gで、およそ1250倍。


使用済み核燃料の処理と、その危険性について。


原発の歴史と今後は?

原子炉は、もともとは、核兵器製造装置。

1954年3月に、当事改進党に所属していた中曽根康弘、稲葉修、齋藤憲三、川崎秀二により原子力研究開発予算が国会に提出された事が、その起点。


脱原発への道。子孫に膨大な負の財産を残すこと。
当該市町村と県だけで立地協定を結ぶ事への異議。



自然エネルギー発電

メガソーラーを展開しようというソフトバンクの動きは、「脱原発という世論の後押し」「電力不足への危機感」を利用して大儲け出来そうな企画をでっち上げたもの。


様々な自然エネルギーの問題点について。


☆怪しい「CO2温暖化説」

クライメート・ゲート事件のお話。 実は、温暖化はしてなく、様々な情報によって、思い込まされているという事。


☆是非見て下さい!!

京都大学原子炉実験所の小出裕章さんの動画
原子力専門家が原発に反対するわけ」



長崎県立大学シーボルト校の藤田祐幸さんの講演動画「緊急集会 福島第一原発で何が起きているのか」



以上、レジメを参考に書いてみました。


様々な情報操作などで、私達が、いかに間違った事や、特定の人達に都合のいい事を思い込まされているか。

何でも、鵜呑みにするのではなく、ちゃんと疑問を持って調べてみる事、様々な情報を聞いて、自分なりの意見を持つ事の大切さをお話されていました。

何処が儲けているのかを見ればいいとも。


近藤さんは、これらの講演等の活動をお仕事としてされている訳ではありません。

そうなると、言いたい事が言えなくなるからだとか。

ただ、子供達、孫達、ひ孫達の為に、今、原発に反対して止める努力をしないのは犯罪だと思うと。


会場からも活発に意見や質問等が出され、みなさん、まだまだ、たくさんのお話が聞きたいと言われていました。


素朴な質問や身近な話題を、直接お話して意見交換できる距離感って、人の心を動かしやすいと思いました。


少人数でも聞いて下さる方がいらしたら、お話に来て下さるそうです。


お勉強会されたい方は、お気軽にご相談下さいね!

とっても分かりやすいお話でしたが、大切な内容の要点をしっかり押さえられていて、さすがだなぁと思いました。


どうもありがとうございました。



講師の後は、近藤シェフに変身もお願いします(笑)