数日前、男性の方が訪ねて来られて、下水道のマスを設置する位置は、何処がいいですか?と言われました。
うちは、設置するつもりはないのですが…と答えると、設置しなくても負担金は14万円かかりますよ!と言われます。
は???設置しなくても?
だから、マスは掘っておきましょうと、場所を見に行かれました。
何で、設置しないのにお金がかかって、マスを設置しなければならないのか聞き出すと、市役所に電話をされ説明に来られますとの事。
しばらくして市役所から職員の男性が来られ、設置しなくても14万円かかりますとの事。
それは市の方針だから、一律に税金の様なものなんですか? などなど、突っ込んで聞いてみると、設置しないから支払わなくてもいいという選択も出来て、設置は強制ではないと言い出しました。
おかしな話だと思った〜
突っ込んで聞かなければ、そのままマスの設置工事をされてるところでした。
その代わり、数年後に下水道を引きたいと思った時に受益者負担金14万円とマスの設置費用は自分で全て負担する事になると。
今なら、負担金14万円だけでマスの設置は市が負担しますという事でした。
そして、下水道のマスを設置したら3年以内に家庭から出る排水は、みんな下水道に繋げないといけません。
トイレも水洗に工事し、下水道へ。
その全ての工事は指定の施行業者に依頼せねばならず、自分でしてはいけないとの事!
もともと、下水道を引くつもりはなかったのですが、何か引かないとマズイ事が後々発生する事もあるのか情報を集め、相談したくて、先日、前津江のKOZOさんの所に行ったのでした。
山奥での暮らしに下水道は考えられないし、私もこれまでの田舎暮らしで、下水道のある地域に住んだ事はありません。
自分自身の出した排水が目に見える形で、どうなっているのか分かるし、自然に負担をかける事も自覚できるから、自ずと洗剤の事や排水の事など考えて配慮しながら暮らす様になります。
そして、自然の浄化作用に見合った規模の暮らしにしようと思うのです。
雨が少ない時には、洗濯の回数を減らしたりして、水を使う量を減らそうと思います。
不便なのかも知れませんが、目に見えなくなる事で、自然への負担を考えなくなり、後々大変な事になって気づくより、バランスをとり、感謝しながら生きる道を選びたい。
田舎暮らし物件を探す上で、いつも条件に挙げてた事は、
☆水が、井戸水か山水、湧水である事
☆トイレが、汲み取り式である事
☆畑がある事
☆お風呂が薪で焚ける事
まだまだ、たくさんあったのですが、だいたいこんな感じかな。
基本的にライフラインを行政などの大きな所に頼りたくないという想いは、常にあったのです。
だから水量の問題はありますが、命に関する大切な事だけに大きな所に任せきるのは、怖いと思っていました。
エネルギーも、ガスが使えなくなったら薪が使える、炭が使える…と、一つの手段に頼りきるのではなく、いろんな方法を併用してきました。
トイレも、水洗にすれば水が止まった時には大変な事になります。災害の時に大変でしたよね…
汲み取り式なら、大切な水も無駄にせずに、いざというときには、汲み取りにも頼らず、畑に撒いて肥料にできます。
まぁ、トイレは、土さえあれば、どこでも出来ますが(笑)
お風呂が薪で焚けて、井戸水(山水等)なら、自分で薪を拾ってきても何とかなります。
畑さえあれば、料理も薪を拾ってくれば、何とかなる。
自然さえあれば、人間は生きていけると思います。
それをお金に変えないと暮らせなくなる方法にするのは、自分で生きていく力を奪われる気がするのです。
今、うちの生活排水は、横に流れる水路に流れ込んでいます。
うちでは、EM入りのシャボン玉せっけんしか使っていませんが、出来れば自分の家の敷地内から一切排水を出さずに土壌浸水型の浄化が出来るような方法に切り替えたいと思っています。
排水が土壌の微生物を活性化させて、畑にもいい循環が生まれるそうです。
この際だったので下水道のアレコレも調べてみましたが、生活排水を浄化する為に電気や石油、薬品など様々なエネルギーもたくさん使われ、かなりのお金が使われている事が分かりました。
当たり前だと思っている事、見直してみるといいかも知れません。
もっと、いい方法がたくさんあるかも。
調べる中で、汲み取りでも便層に微生物を入れる事で分解され、一定以上に量が増える事なく、汲み取りが不要になる方法もありました!
バイオトイレという方法も。
これは、以前知人宅が採用していて試してみた事がありますが、なかなか面白かったけれど、電気が来なくなると使えません。
ネパールの山の中のトイレは、下に川が流れていて、天然水洗トイレにしてある所もありました(笑)
電気などがきていない、いろんな国の排水やトイレ事情を調べてみるのも面白そうです☆
下記は、調べている中で、見つけた記事です。
大きな所に頼らず、自分達で何とか自給していく方法などなど…面白かったです♪
ガレイドスコープ
Off-the-Gridな食生活を確率しよう
2011・02・18
http://kaleido11.blog111.fc2.com/?no=337&ul=1f07202980145e05&mode=m