星のしずく暮らし

自然と共に ゆったり暮らそ

なんでも手作り♪

4月1日は、大分の飯田高原の三奈木家から朗さんが、稲藁を軽トラいっぱい積んで、薪ストーブの灰と一緒に持って来て下さいました☆


ご自分で育てた無農薬のお米の稲藁。
今回は、うるち米のだよ〜、時々、もち米も混じってるかも知れないけど…と、赤みかがった穂先にお米が残ってるのを見つけて、見せて下さいました。

朗さんが栽培されているもち米は、古代米の種類だそうで赤米や黒米等の特徴あるお米だそうです。


これらの古代米は、以前南小国で暮らしている頃に陸稲として畑で栽培し、毎年種を引き継いでいました。

お米は、田んぼでなくても陸稲と言って、畑でも栽培出来るのです。


穂先に残っているお米を剥いて食べてみながら、種に出来るよ!って。


私も今年は、久しぶりに陸稲を育ててみようかなぁ…

お米が育つ姿、特に古代米は、立ち姿もとても素敵で、美しくて惚れ惚れします。


藁の灰で釉薬を作っても、うるち米ともち米では、違うのですよね。


今度は、もち米の稲藁を持って来るね!と言って下さり、感謝感謝です。


つい先日、このblogで畳屋さんの事を書き、最近では稲藁が手に入りにくくなってきた…と書いたばかりで、このタイミング!


お互い連絡しようとするタイミングが同じだったり、三奈木家とは、不思議といつもこうなのですよね!

軽トラから藁を降ろしてたら、中から可愛らしい木造の椅子が出てきました。


これは?可愛らしいね☆って聞くと、軽トラで買い物に行く時の保冷パックだって〜(笑)


よくこのblogに登場していただいている飯田高原のお蕎麦屋さん『あるがまま舎』の吉岡さんが、友人宅の子供さんの玩具箱として、昔作られたそうです。


その友人が引っ越す時に三奈木家が貰い受けて、中に発泡スチロールを貼り、保冷パックに作り直したそう。


三奈木家も今度引っ越されるという事で、我が家に仲間入りしました☆


仲間が作ったもの達も、いろんな人の中をぐるぐる巡っています♪


田舎暮らし仲間の間では、よくある事で「私は十分楽しんだから別の所で可愛がってもらいなねぇ〜」と、トレードしたり、あげたり…と、何でも滞らずによく巡ります。


必要な方の所へ必要なものが、ちゃんと行き渡るといいですよね☆


私がいつも焼き物作りの時に使う籾殻も三奈木家の無農薬の籾殻です。


せっかくなら、顔の見える方が大切に育てたものを使いたい。綺麗なオレンジ色に発色してくれます♪


持って来て頂いた荷物を降ろして、カウンターで、お茶をしながらお喋りしました☆

オヤツは、定番のオートミールスコーン&甘酒いちごシャーベット♪


今回の甘酒いちごシャーベットは、豆乳ヨーグルトを混ぜて、ちょっとミルキーな感じにしてみました。


桜の季節だし、ピンク色が春らしくて、なかなか気に入っています♪



話題は、やっぱり農や微生物の事、ライフスタイルの事。

深い精神的な話が出来る方なので、なんの話をしていても、そこに精神性を感じるのですが、朗さんは、至って普通である事を大切にされていて、気負いなく当たり前になっているところが、また素敵なのですよね!


江戸時代の日本人の暮らしについて、その頃日本に来ていた外国人が書いたものを集めて本にしたものがあって、偶然同じ本を読んでいたので、その話題にもなりました。




外国人が見た日本
http://gxc.google.com/gwt/x?gl=JP&hl=ja-JP&u=http://anshin.co.jp/affiliated/kona20.html&client=ms-nttr_docomo_gws_aw-jp&source=sg&q=%E5%A4%96%E5%9B%BD%E4%BA%BA%E3%81%8C%E8%A6%8B%E3%81%9F%E6%B1%9F%E6%88%B8%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%AE%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%81%AE%E6%9A%AE%E3%82%89%E3%81%97&guid=on




たくさんの外国人が、江戸時代の日本人を「とても健やかで親切で、みんな幸せそうだ」と書かれています。


私は、この本を読んで、田舎暮らし仲間達の暮らしぶりやブータンの暮らしを思い出しました。


これからの新しい社会を作っていく上で、とっても参考になるなぁ〜と思っています。



朗さんとも、物質的な豊かさだけでは、人間は幸せを感じる事は出来ない。

根底に信仰のような精神性が必要だよねって話ました。

この信仰は、どこかの宗教団体に入るとか、そういった部類のものではないと思うのです。


内側の自己への信頼というか、宇宙の采配、摂理を信じるというか…そういった内側の平安に繋がり、内側から出てくるもの。


高い精神性と深い安心感の上に社会が成り立つと、きっと素晴らしい社会が出来るのでしょうね。


先日、天草の馬場さんの所で伺ってきた話もすると、深く納得されていました。

朗さん自身も自給用の田んぼや畑を自然農でされていますが、経験として、微生物による発酵で作物がよく育った事があるとか。

生ゴミを使っての発酵のさせ方について、それを畑に活かしていく方法を教えて下さいました。


今年は、その方法にチャレンジしてみたいと思います☆


そして、種の交換会♪
それぞれが自家採取した種や珍しい種等、会った時には、よく分けっこします。

食糧難の為に準備しておいたケールの種もお分けしました。

出来るだけ畑をされている方々にお分けして、いろんな場所で栽培し、種採りして頂く事で、広がり繋げてゆけるから。

私も近いうちに種蒔きします☆


畑も見て頂いて、密になってた部分のネギを間引きがてら、持ち帰って下さいました。

帰りに畑に寄って、さっそく植えるって♪



うちで育った作物達が、また別の場所で命を繋げてゆくって、何だか嬉しいのですよね〜


そして、軽トラに乗り込もうとした時に、わぁー!と目に止まったものは、持ち手を木で手作りしたチェーンソーのヤスリと良子ちゃんが裂き織りして作った座布団♪


この座布団、以前三奈木家にお邪魔した時に作りかけだったように記憶しています。


着古した服等を裂いて織って作った布やはいていたジーンズ等を使って、新しく命を吹き込んだもの。


どこまでも無駄にせずに手間隙かけて、大切に使ってゆく姿勢は、ホントに美しい生き方だなぁ〜と思います☆


これも作ったよ!と見せてくれたのは、ゴミ捨て場で拾ったというスピーカーに塩ビ管で作った手作りスピーカー☆


そして後ろには、素麺の箱?!で作ったスピーカー☆
このスピーカーはベンツのだよって(笑)

軽トラに乗ってる時間って長いからね、快適だよ〜って♪


ホントになんでも手作りする事が当たり前、無駄にせずに大切にする事が当たり前になっている三奈木家。

やっぱり素敵だなぁ〜と思いました☆


こういう素敵な方々に接すると、畑も様々な事一つ一つも大切にして、丁寧な愛しい暮らしをしたいなぁ〜と思います。


遠いところ、わざわざ来て下さり、ありがとうございます!


藁も灰も大切に使わせて頂きます☆


また、ゆっくりお話しましょう〜ね♪