星のしずく暮らし

自然と共に ゆったり暮らそ

とびらのむこうへ

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久しぶりに晴れが続いていますね!


今週は、お味噌作りに薪運び、新しく始めた東原さんの畑仕事と毎日盛りだくさん過ぎて、ブログを書くのが追い付きませんでした(笑)


書きたい事はたくさんだけど忘れてしまうので、お味噌や薪や畑は後々にして、まずは今日の出来事を☆


今日は、お友達と3人で長崎の波佐見で開催されたイベントに行ってきました♪


イベント事があまり好きではない私ですが、今回は何故か気が向いて行く事にしました。


波佐見にある美呆というお菓子屋さんでの「とびらのむこうへ」というイベントです。


「生きとし生けるものすべてに向けた音」をテーマにして全国・海外でライブをされている「旅するピアニスト」の重松壮一郎さんのコンサートと詩人であり菓子美呆の店主 稲尾教彦さんの詩のワークショップ。

菓子美呆さんが今度北海道へお引っ越しされるという事で、自然農で大切に育てて来られた畑での野外コンサートとワークショップでした。

もう、この春は種まきをしていないという事で、畝の上に腰掛けたりして、皆さん聴かれてました。


約1時間の重松さんのピアノコンサートは、鳥の声も風の音も、横を走る車の音や子供達の遊ぶ声でさえも、邪魔者にしないのだなぁ〜と思えるくらい自然なものな気がしました。


誰も、何も邪魔者にされない。

何の制限もなく自由で、だけど心地いいから、ただそこに、傍にいるだけ。


そんな気持ちになりました。


美味しい美呆さんのデザートを食べながら、ゆっくりと音を楽しんだ後はランチを食べて、またまた畑で今度は詩のワークショップ☆

呼吸を意識したり、歩く動きを感じてみたり、両手を広げて声を出してみたり…

シュタイナー教育を学んでいる方らしく、オイリュトミーという感じ。

(オイリュトミー(Eurythmy)とは、オーストリアの神秘思想家、教育家であるルドルフ・シュタイナーによって新しく創造された運動を主体とする芸術である。ある種の舞踊ないし総合芸術、パフォーミング・アーツであるとも言われる。ギリシア語のευ(eu:美しい)、ρυθμ・・(rythmos:リズム)から名付けられた。  オイリュトミー - Wikipediaより)



そんな実際の自分自身の肉体を感じてみる作業をしたあと、足元の植物をよく見たり、触れたりしながら観察し、共感し、自分自身と対象との境界線を無くしていく作業。

5感を通じてしっかり感じる事で、ゆっくりと心を静めて隙間を作り、そこが描くキャンバスになるとの事。

静まった心に何を感じるのか、湧き上がってくる自分の感情を見つめて言葉が出てくるのを待つ。


何とも静かなワークショップでした♪


心を静めて自分自身を見つめて理解してゆくこと。


稲尾さんは、今回は詩というワークショップだけど、この感覚を掴むと暮らしのどんな時にも応用出来るから。

詩は生きることだからって言われてました。


菓子美呆のブログの中に、こんな記事がありました。




『詩の朗読

夜、テレビもラジオもなかった昔、家族は暖炉や火の前に集まって、お話を聞いたり、詩を語ったりして時を過ごしていたそうです。

そうした時間は、親密で、深まる時間が確かに感じられたのだろうと思います。

昔はそうして、走りすぎた魂を鎮めていたのではないかと思うのです。


朗読会をしたいと思ったのは、そうした親密な時をすごしたいと思ったからでした。

あわただしい日々の日常で、誰かが話す言葉を、ただ静かに聴くという時間は、なかなかありません。


このことは、じつは、大変問題なのだとわたしは思っています。


それは、話す方も、聴く方も、という意味です。


ひとは、本来の姿に立ち返るとき、一本の樹になるのだと、わたしは想像します。

樹はただ静かに立ち、生き、聴いています。

樹のように聴くとき、話す人は、呼吸が深くなって、自然とこころがほぐれ、本当の内なることばを話す(響かせる)ことができるのではないかと思っています。


また、そうして樹のように聴く人がいるから、ひとは、自分自身を取り戻せるのだと。

それは、話す人も、聴く人も、です。


私たちは世の中が混乱しているように思いがちですが、本当は、自分自身が混乱しているのではないかと、わたしは思うのです。


樹のように聴き、樹のような中心をもった自分自身に立ち返る場。


そうした感覚を、朗読会の中で、お互いに作り出すことができればと思います。



本当になぁ〜と思いました。


帰りの車の中でも3人で、愛しむように日々の当たり前の暮らしを、家族や周りの方々との「今」を丁寧に生きたいと語り合いました(*^_^*)


ゆっくりと感じ合って共に生きること大切にしたいなぁ〜と思った一日でした♪