昨日はパン作りワークショップでした☆
なので、ここ数日はタイムスケジュール作り&パン焼きでした。
と言うのも、季節が変わり気温等が変わってくるとタイムスケジュールも大幅に変化してきます。
暖かくなってきたから、ずいぶん早く発酵が進む様になりました☆
自分が食べる時は、いつ焼き上がっても全く問題ないのですが、ワークショップの時には、その時間内に焼き上げたり、その時々の様子を見てもらったり…という事で、何時頃にこの状態に…というタイムスケジュールを組まないといけません。
生き物相手のタイムスケジュールなので、ちゃんと膨らんでくれるかドキドキ。
今の気温などの気象条件や酵母の状態で、作ってみて発酵時間等を観察して組みました。
それぞれの状態を見てもらうのに、やっぱり3回分の仕込み。
実は、先月の発酵食ワークショップの際に冷蔵庫の中は、様々な発酵食だらけになったので、それから酵母ちゃんの様子がおかしかったのです(涙)
見えない微生物の世界ですが、どの菌が優勢になるかで様子や香りが違ってきます。
他の菌の影響が強かったみたい…
ずっと引き継いできた酵母だけに、かなり心配しました。
何度も活性化させて、何とか状態を戻しての今回のワークショップでした。
無事に焼き上がって、ホッとしました。
今回は筑紫野市と熊本から3名様の参加でしが、熊本から来て下さったのは、以前このblogでもご紹介させて頂いた南小国の農家民宿『さこんうえの蛙』の美香ちゃん☆
前回はお姉さんの郁子ちゃんがご参加でしたが、今回は妹さん。
私が南小国で暮らしていた頃、歩いていける位近くで、田舎暮らしを始めてすぐからのお友達です。
浮羽に訪ねて来てくれるのは始めてで、会うのも久しぶりだったので、とっても楽しみにしてました♪
お土産〜と持って来て下さったのは、米の粉・高キビ粉・干しブルーベリー☆
『さこんうえの蛙』のすごいところは、それらが全て自家製だという事!!
お米も小麦も雑穀、豆類、野菜、加工品、全て無農薬で自給されています!
自給されたモノ、ご近所さんが作られたモノだけを使ってお客様をおもてなしする農家民宿なのですが、それらの新鮮で美味しい食材は、お母さんや美香ちゃんの手にかかり、食べた事のない様なオリジナルのお料理になります☆
というのも、美香ちゃんも海外生活されてたし、お料理研修などで海外まで行かれたり、お父さんお母さんも海外の農家民宿等に勉強に行かれます。
今は、ご夫婦でフランスへ。
なので、何にもない贅沢な田舎です♪
自然と共に日々地道に自給自足しながら暮らしつつ目は世界に広がり、大きな視野で物事が見れるって、素晴らしい事だなぁ〜と思います。
そして、筑紫野市からは、自然農をされているベジタリアンの方が来て下さいました☆
ベジタリアンでマクロビの食事をされる方という事で、ランチ等どうするか考えちゃいました(笑)
私はマクロビ習った事もないので、さっぱり分からないのですが、動物性は一切使わずに保存食の味噌漬けに入ってる黒砂糖以外は、お砂糖も使わずに作ってみました☆
食材は久留米市で有機農業されている『ウイング オブ グリーン』の東原さんちの美味しい無農薬野菜とうちで採れた菜の花やスナップえんどう。
調味料などは、だいたい日頃から無添加の自然食品を使ってるので、問題はなさそうでした。
素材、調味料はいいので、シンプルに素材の持ち味を活かすしかないですね!
野菜からじっくり出汁をとって、塩麹・甘酒・味噌などで発酵食の旨味をプラス。
これは、かなり勉強になりました☆ いろんな方と接してみると新たな世界が開けて、面白いですね!
美味しい〜と食べて頂けて、安心しました。
お話していて、へぇ〜!と思ったのは味覚が違うという事。
長年ベジタリアンで、動物性やお砂糖を取らない生活をされていると、ちょっと塩分が多い方が美味しく感じるそうです。甘味にも敏感。
手作りのお惣菜やご自分で自然農で育てられたタイの香り米のおにぎり、ドライフルーツやナッツたっぷりのお菓子もお土産に持って来て下さって、新たな美味しさに出会いました!
パン作りに甜菜糖か黒砂糖を酵母のエサに加えているのですが、その砂糖に関しての捉え方も違っていて、あ〜私も含めて現代人はお砂糖に対して鈍感に大量に摂取しているんだなぁ〜と気づかされました。
別の視点を持つ方とお話するのは、新たな視点で物事が見れて、楽しかったです♪
別の視点と言えば、その方々も長年海外生活されてらした方々で、いろんな世界を見て来られ、様々な事に興味を持って学ばれていて、いろんなお話も伺えました。
森や林業の再生についてもお話伺えましたが(長くなるのでこの事は、また別の機会に)、自然農にしても発酵食にしても、すぐに結果を出そうとするのではなく、ゆっくりじっくり時間をかけて自然に委ねていく事って大事だなぁ〜と思いました。
パン作りの要点も同じ。
「待つこと」「見ていること」
自然の営みを信頼して合わせてゆける、ゆったりとした心が、やっぱり何より大切なのかも知れませんね。
遠くからまる一日、お疲れさまでした☆
お陰様で楽しい時間を過ごせました。ありがとうございます!