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窯メンテナンス記事のつづき(最終回)です☆
お昼ご飯を食べていろいろ話してたら、あっという間にもう夕方(笑)
安藤さんからの電話で慌てて、灯油漏れのチェックをしました。
が!
灯油タンクのコックを開いた途端に灯油ホースとバーナーの接続部から大量の灯油が漏れ出ました(☆。☆)
これ、一人だったらかなり動揺してたよ(汗)
急いでコックを閉じて、灯油ホースをバーナーから外しました。
本来、バーナー部分は窯と接続されてる時は宙に浮いてる感じで、下には何もなくて灯油ホースが繋がっています。
それなのに、私がバーナーを外してそのまま地面に置いて作業していた為に、灯油ホースの接続部に負担をかけてしまって傷んだようでした(T_T)
すぐに、KOZOさんがバーナーの下にレンガを敷いて浮いた状態にし、処理をしてくれました。
で、このバーナーかなり重たいのに窯からの支えだけなんだねぇ〜、可哀想にここにもう一本支柱をつけて支えてあげたいよね!って(涙)
さすがメカドック!機械にもすごく優しい心遣い(≧▼≦)
私は何にも考えずに、力が入るように!と地面に置いてしまったよ…(;^_^A
陶芸窯用の灯油ホースは、熱に耐えるようにゴム管を金属で包んでいるようなのですが、私はそれがどんな風になってるのかも知らなかった…
20年もやっていて、本当に知らない事ばかりでお恥ずかしい限りです(汗)
へぇ〜ゴム管を金属で包んであるんだぁ〜と初めて知りました。
KOZOさん、外しただけで、中身も見てないのに、よく分かるもんです。
で、その接続部の金属部品を外して、痛んでる部分を切って、また付け直すことに。
機械の修理、初めて扱うものでも、よく観察して触ってみて考えたら、だんだん仕組みが分かってくるよう。
金具は取り外せたものの、専用の道具がないと均等に全体を締めるのは難しいという事で、ワイヤーで締める事に。
なんせ、ガスの元栓の部分と同じ仕組みだよ、ゴムのホースを差し込んで、それが外れない様に外側から金具で締め付けていただけだし、それに金属が巻いてあるだけだって。
なるほど…
で、取り外した金属部品は使わずに、痛んでる部分を切り取って差し込み、ワイヤーで締め付けて出来上がり!
仕組みを理解すれば、いくらでも応用がきくのね(^.^)b
身近にあるもので、代用していくたくさんの知恵と経験、見事でした〜
で、いよいよ灯油漏れチェック。
今度は灯油タンクのコックを開いてもホースからは漏れません!
無事に灯油も吹き出し口から出ている事を確認、プラグから火花を飛ばし点火したら、とっても綺麗な炎が出ました(≧▼≦)
やったぁ〜\(^O^)/
どこからも灯油は漏れていません!
灯油漏れもススやタールの詰まりで逆流して漏れ出てきていたようです。
安藤さんが、灯油の漏れる位置と量で、どこが悪いのかをある程度判断すると言われていました。
灯油の油量調整の目盛りの下の所から、始めは少ない量漏れてきているのなら、パッキンのオーリングが傷んできている可能性があると。
今回もついでに交換しとく?と思ったけれど、交換すると、油量調整の目盛りがこれまでと変わってきたりするので、手元の感覚が慣れるまでしばらくかかるかも知れないから、注文がきてる今は無理して変えない方がいいとの事。
今回のようにススやタールが詰まって中から漏れ出てくる場合は、バーナー等が乗っている四角の金属板そのものが灯油で濡れてきて、四隅からポタポタ漏れてくると言われていました。
窯の様子をちゃんと見て声を聞いてあげないとなぁ〜と思いました☆
チェックOKだったので、いよいよ金属ボックスにフタをして、バーナーを窯に戻します。
KOZOさん、ちゃんとネジを付ける前にもネジなどにオイルスプレーしていました!
で、フタをしっかり締めて、窯に装着☆
この時に水平を保ってないと、また、元の時と同じでないと、傾斜などで炎の状態が変化するので注意するように言われました。
うちには、水平器がない…
KOZOさんが小さい丸いものない?と探してきて、金属板の上に置いて、転がり具合を確かめながら水平にしてくれました(≧▼≦)
で、ちゃんと作動するか最終チェック!
無事に綺麗な炎が窯の中に入り、点火できましたぁ〜\(^O^)/
翌日、窯焚きしてみると、これまでとは見違えるほど美しい炎が出るようなり、温度もすごくスムーズに上がってくれて、大感激(≧▼≦)
KOZOさんも安藤さんも、とっても喜んでくれました♪
本当にたくさんお世話になりました!
今回は部品はみんな大丈夫で掃除だけで済みましたが、20年経ってるのだから、どこか壊れたり交換になったりしてもおかしくない状態だと思います。
だから、メンテナンス方法も含めて、今回仕組みが知れた事は何よりの大収穫でしたo(^-^)o
お陰で、引き出物の注文分も焼けます!