浮羽でとっても美味しいお料理のお店をされてる方々が、遊びに来て下さった時のお話。
ほんの少しの時間の出来事だったのに、ずっと心に残ってること。
私の中で、あっ!という気づきを与えてもらったからかなぁー
庭にたくさん成ってる天道生えの大きなカボチャ達を一緒に見ていて。
「このカボチャは、どんな感じ?美味しい?」
「。。。」
そう。
毎年、天道生えで生ゴミから出てくるカボチャ達は、本当にいろんな種類が出てきて多種多様。
色も形も大きさも1つ1つ様々。
同じ所からたくさん出てきて、ご近所さん達のカボチャが枯れても強い霜が降りるまで青々と大きな葉っぱを枯らさない逞しさ。
そして、いろんな種類が混じり合うから毎年違う。
食べてみるまで、ホクホクなのか錬っとり系なのか、甘いのか、あっさりなのか、何にも分からない(笑)
うちの作物は、そんなだから市場に乗らない。
同じものが出来ないし、味の保証も出来ない。
だけど、どれも個性的で生命力豊か。
私は、そんな命の有り様が嬉しい。
どんなのでもいい。
甘くても、さっぱりでも、ホクホクでも、錬っとりでも、どんなのでもいい。
健やかに自らの命を全うしたもの。
その個性豊かなそのものと対話して料理して味わって、共に生きれたらそれでいい。
それが楽しくて嬉しい。
同じじゃなくていい。
自分達が生きている場所で、共に生きているものたち。
そこの自然が与えてくれたものたち。
与えてもらったものを有り難く頂く。
好みのものの種蒔きもするけれど、出来たらそこの大地の変化と共に種も変化していって、その場所に合ったオリジナルになっていくといいと思ってる。
きっと、どの人にもその生きる場所に共に生きる命が相応しいから。
それは、人間がこんな風にーって思って動くよりも、そのままを受け入れてどんどん自然にお任せしてゆくこと。
どんどん楽になって、どんどん勝手に自分達に相応しくなってく。
大地が、種が、変化してゆく。
私達も変化してゆく。
自然に自然に一緒に変わってゆく。
そんな風でありたいな。