星のしずく暮らし

自然と共に ゆったり暮らそ

山崎家

hikarinowa11232011-06-07

今日は、大分の前津江の山崎家にお邪魔しました。
山崎家は、KOZOさん・ミカミカ・ハルピキの3人家族。



ずいぶん前から機械いじりの得意なKOZOさんにパソコンの相談に行きたいと言いながら、バタバタしていて、なかなか行けてなかったのです。


いつ行こうか〜と電話で話してて、じゃあ今から!と急遽行くことに☆


パソコンについて、いろいろと教えて頂きました!

山崎家とは、南小国で田舎暮らしを始めた頃からの友達です。

屋久島の友人が、訪ねてきてくれた事をきっかけに、冬の間に一緒に屋久島に滞在したことも!

この時の経験で、ずいぶん変わったよねぇ〜と今日、懐かしく話しました。


屋久島にあるシラコヤマという場所に、「ラマナマハリシの教え」という本などで有名な山尾三省さんという方がいらして、昔、台風の被害によって、住む人がいなくなってしまった集落に旅人達による新しい村を作りました。


その集落には、ポツポツと自分達で作ったであろう手作りの家やインディアンテントなどがありました。
そして、公民館と呼ばれる古〜い民家があり、日本の(海外からも)アチコチから旅人達が集まって、そこに滞在している間は共同生活をしていました。

私達も1ヶ月半ほど、その公民館で十数人での共同生活をしていました。

昼間は、近くにポンカン狩りのアルバイトへ。

ハルピキは、まだ2歳になるかならないかだったので、子育て中のミカミカが、みんなのご飯を担当してくれていました。


電気はあったものの、ガスはなく、囲炉裏がひとつだけ。

みんなで薪を拾い集めて、囲炉裏の周りに置いて乾かしながら、その木で圧力鍋でご飯を炊いてました。
圧力鍋が、壊れていたので炊けたかどうかの判断は匂いで(笑)

そういう事も、先に来ている旅人が教えてくれます。


薪が集まらなければ、ご飯も炊けず、お風呂も沸かせない。

みんなで毎日、山を歩いて薪を集めました。


雨が降れば、沢から引いた水は、パイプが詰まったり外れたりで、出なくなり、雨の中、原因を探りに行きます。


電気の数も少なくて、ロウソクも毎日使います。


音楽をする人が多くて、毎朝、笛や太鼓など様々な楽器の音が集落に響き、その音で目覚める日々。

時間の流れも、価値観も、これまで生きてきた世界と全く違う感じでした。


そこで、一緒に過ごした山崎家。


今では、日々、当たり前に薪を使いこなし、山水を使い、様々なモノを手作りする暮らしを実践しています。


KOZOさんは、機械は、もちろん得意なのですが、木工の仕事をしていた事もあり、家の床張り・壁張り・天井張り(全部か〜)などのリフォームも自分で!

ポストやテーブル・コーヒーフィルタースタンド(濾し布は、ミカミカ作)や外での煮炊き用の薪ストーブも手作り☆

コーヒーも生豆から焙煎して淹れてくれました♪


ミカミカも何でも手作りしてしまいます!

木版画が得意で、毎年素敵なカレンダーを制作。
数量限定で販売しています。(詳しくは、オヒス けろけろパンチまで♪)

ポストカードも作ってます!

カズラで籠を編んだり、小さなホウキを作ったり…

マヨネーズや梅ジュースも。

パソコン教えてもらってる間にササッとバナナケーキまで♪



いろいろ作ってるねぇ〜って話してたら、田舎暮らし仲間の間では、何処に行っても、みんな当たり前にしている事だから珍しくもなくて意識もしないけど、街から移り住んだ頃は、やってみたい!って憧れてた事ばかりだよねぇ〜って☆


畑をして、薪を使って、いろんなモノを作る暮らし。
自然の中で共に生きる暮らし。

屋久島に行った頃には、特別だった事が、十数年たって、当たり前の事になったんだねぇ☆


いろんな事を1から作り出そうとする事は、物事の成り立ちを考えたり、実際に手を動かしてみて大変さを体感したり…

自然と自分の頭で、意識的に考えて判断し、決めるようになる気がします。


日々の積み重ねの中で、当たり前だと思っている事、実は、大切で、すご〜く素敵な楽しい事かもね♪