星のしずく暮らし

自然と共に ゆったり暮らそ

布の仕事

ずっとお見せしたかったのですが、写真掲載の許容量を超えてしまったりして、機会を逃してしまっていた布の写真達。


先日、以前このblogでもご紹介させていただいた旅をしながら各地で染織の技術を学んで来られた染織作家さんが、またまたバイクで訪ねて来て下さったので、この機会に!と、ご紹介したかった布仕事達の写真を載せさせて頂きます☆



彼女の事を書いたこのblogの記事

還元する
http://d.hatena.ne.jp/hikarinowa1123/mobile?date=20120419&guid=on§ion=1334849780



一枚目の写真は、綿の種。自然農をしている友人から分けて頂きました♪

白い綿・茶綿・緑綿、全て自然のそのままの色で染めたりしていないのですよ!

今、うちの畑で育ってますので、綿の花が咲いたら、また写真をUPしたいなぁ〜と思います。


無事に育つといいなぁ〜

この綿の種を下さった友人が、日本熊森協会という所がされている「皮むき間伐国民大運動」というパンフレットも持って来て下さいました。


「チェーンソー不要、都市と地元が連携

人工林の6割間伐で森のよみがえり 」


とあります。


だいたいのパンフレットの内容は…

戦後、雑木林を杉・桧に植え替えしたものの、コストの安い外材を使うようになって、森は放置され、手入れのされない森は、暗く草花も育たず、動物も鳥も来ない荒れた森になってしまった。


そんな土砂災害の心配のある森が国土の4割にもなっているのに、海外の原生林を切り倒して輸入し続ける世界最大の木材輸入国になった。


本の森の木を材として使う。


本の森の再生の為に出来ることは、世界の森を守る事にも繋がっている。

人工林を間伐し、自然林にする水源の森の復元活動だそうです。


その間伐の仕方が、チェーンソーを使わずに木の皮を剥いて、ゆっくり立ち枯れさせ、一年後乾燥した状態で間伐する手法だそうで、女性や子どもでも出来るそうです。



その友人は、その木の皮から繊維を採って、糸にし布に織る事が出来るそうだとも言われていました☆


その木材をバイオエタノールとして利用すれば、エネルギーの国内自給にも繋がりますよね!


詳しくは
http://mori-no-yomigaeri.org/




次の5枚の写真は、旅の染織作家さんの作品など。


和紙を枇杷で染めて織り上げた帯。紙布と言うそうです。

とっても綺麗な色でした☆

独自のデザインで藍染された糸で織られた絣。


丁寧な手仕事で、ホントに美しかった!着物に仕立てた所も見てみたいなぁ〜

糸の写真は、彼女の先生が手紡ぎで糸を撚られたものを機械で再現されたものだそうです。

今まで見ていた手紡ぎの糸は、もっと太くてバラつきがあったので、手紡ぎとは、そういう味わいのものだと思ってましたが、この細さと強さには驚きました☆

手紡ぎの糸で反物を織るのですから、ホントに気の遠くなるような作業だったのでしょうね。



パッチワークの敷物などは、先日、八女の旧大内邸へ伺った時に見せて頂いたもの。


古い着物を大切にアレコレ仕立て直して使われてらしたそうで、こういう事が遊びだったと言われていました。


一枚目のパッチワークは、様々な方に1つづつ体験として作ってもらって繋がれたとか。


どれも、とっても綺麗でした☆


着物の生地で作った前掛けや重ね襟、バック等々、デザインもすごく洗練されていて素敵なのです!


お料理もそうでしたが、ホントに様々な物事の一つ一つがとっても完成度が高くて、きっと「物事への取り組み方」を熟知されてらっしゃるのだろうなぁ〜と思いました。



素晴らしい布に纏わる手仕事達。

写真では、なかなか伝わらないかも知れませんが、雰囲気だけでも…



素敵な作品達を見せて頂き、ありがとうございました!