先日、八女の旧大内邸で一緒に梅仕事を習った方の所へ、2泊3日で梅仕事の復習に行ってきました。
一度作ってみたいのだけど、一人ではなかなかしないので、一緒にして欲しいとのご連絡だったのです。
出かけた日は、ちょうど浮羽方面が大雨で、酷い状況だった頃。
私が太宰府に行く予定の前日に大分の友人から、福岡から飛行機に乗りたいのだけど、高速バスが大雨で出ないので、前日から泊めて欲しいとの電話。
杷木インターが封鎖されて通行止めだったようなのです。
前日にうちまで来てれば、当日の朝に高速バスが通れる場所まで行けるから…という事だったのですが、偶然にも私は、その朝に太宰府行き。
ちょうど太宰府に行くから、朝、空港まで送るよ!ということになり、この絶妙なタイミングにお互いビックリしてしまいました!
泊まりだと、時間を気にせずにゆっくりお話できるので、話も深まります。
久しぶりにゆっくりお話できて、嬉しかった〜♪
空港までお送りして太宰府の友人宅へ。
旧大内邸で習ってから、梅のピクルスは自宅で作ってみたものの、甘露煮用の梅は、まだ冷凍室の中。
二人とも習ってから初めて作るので、お互いの記憶とメモを頼りに、進めました。
まずは、冷凍しておいた梅を凍ったまま剣山で穴をあけて、灰汁抜き。
だいたいの流れは分かるものの、やっぱりイザ自分で作ってみると、火加減やどれくらい煮ればいいのか等々、分からない事がたくさん!
ここ、どうするんだっけ…と二人で、考え思い出しながらの作業。
自分でパンやピザなど様々なワークショップをした後に皆さんから質問の電話やメールをたくさん頂く訳が、よく分かりました!
もう一度、見学させて頂けたら、確認できるし、質問できるのになぁ〜と、思いました。
やっぱり、自分自身でやってみないと分からないのですよね。
ネットでも調べてみながら、二人で考えたお陰で、次はどうしたらいいのか、少〜し要領が分かった気がします。
梅の灰汁抜きは、水を代えながら一晩置くので、その間に甘酒や塩麹、アーモンドペーストも作りました。
そして、友人宅にある数年ものの梅酒などの加工品の整理も。
甘酒や塩麹、アーモンドペーストは、私がいつも自宅で作っているので、問題なく伝える事ができました☆
簡単さに、これなら気負いなく自分で出来そう!と喜ばれていました。
私がしているのは簡単な事ばっかり(笑)
加工品は、彼女が漬けた果実酒やエキス類等々。
でもラベルを貼ってないので、いつ何を作って入れたのか分からない瓶がたくさんになってしまってるとの事。
なおし込んでいるので、使われないまま数年が経ってたりしていました。
二人で味見しながら、判別(笑)
一つ一つ確認してラベルを貼ったり、濾して小さな瓶に移したり…
利用していける様に整理しました☆
ラベルがなくて、いつ作ったのか、中身が何なのか分からないって事、よくありますよね!
覚えてるつもりでも数年前になると、やっぱり分からなくなるのですよね!
ラベルは大切だなぁ〜と思いました。
せっかく手間隙かけて作ったのだから、無駄なく美味しいうちに利用したいですしね♪
田舎にいると、たくさんの食材があるので、私もいろんな加工品を作ってきましたが、だんだん自分がよく使うものの種類や利用する量が把握出来てきて、作る種類も量も厳選されてきました。
作ってもあまり食べないものは、作らなくなっちゃった。
新しいものは試してみたりしますが、これは使うなぁ〜と思うものだけを研究する様になりました。
甘酒が出来上がったら、その甘酒と手作りのカスピ海ヨーグルトにハスカップのジャムを加えてデザートを作って下さいました♪
甘酒の柔らかな優しい甘さとヨーグルトのトロミ、ハスカップの甘酸っぱさが、とっても美味しいデザートでした☆
お料理もしたりして、一緒にいろんな事をたくさん出来ました♪
楽しかった〜♪
旧大内邸で頂いたレシピにさらに自分自身で作ってみて、ここはこうする!と感じた事を付け加えて…
一緒に習っても、こうして、少しづつそのご家庭なりの味わいに育ってゆくのでしょうね!
その時に一緒に習った方で御自宅ですでに試してみた方が、銅線を入れて煮たけれど、綺麗な青い色が出ずにマダラな感じになった…と仰っていたので、今回は友人が作った銅線落し蓋と私が作った銅線落し蓋の二つを上下に置いて試してみました。
銅鍋は高価過ぎて、とても買えないので、銅線で反応させよう!という事なのですが、やっぱりちょっとマダラかなぁ〜
煮た後に、そのまま置いておくと、少しづつ青い色に発色してきます。
梅干しの赤シソを入れた時など、化学反応してパーッと色が変化する瞬間って、何度見ても面白いものです♪
私も冷凍室の中にまだ梅が4kg分入ってる…
近いうちに甘露煮作ってみようかなぁ〜
友人に誘って頂いたお陰で、ちょっとは要領が分かったので、やる気になりました☆
やっぱり、何をするにも、ちゃ〜んと自分自身の五感を使って感じとりながら、練習を積み重ねてゆかないと、身につかないものですね!
自分なりのものが出来るように、積み重ねてみたいなぁ〜と思いました。
その時々にちゃんと感じて、素材の声を聴くようにお料理できたら、幸せだろうなぁ〜
とっても楽しく勉強になった梅仕事復習会でした☆
誘って頂き、ありがとうございました。