【お知らせ】
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陶芸体験&ワークショップについての要項が書かれた記事
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カレンダー
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昨日は、以前このブログでご紹介させて頂いた長崎の絵描きさん「桑迫賢太郎」さんのカレンダーの原画展とご本人による紙芝居を見に行ってきました☆
会場は久留米のカフェ&カンブツ屋さん「空豆」さん♪
「空豆」のオーナー藤丸さんにも、桑迫夫妻にもお会いしたくて、浮羽から約1時間、紙芝居のスタートギリギリにハァハァと息を切らしてお店に走り込みました(笑)
うちでカレンダーはお取り扱いさせて頂いていて、毎日見ているのですが、やっぱり原画は、とっても素敵でした♪
静かな中に、明るい日差しを感じるような…賢太郎さんの作品って、自然のゆるやかなリズムが息づいてる気がしました。
着いて早々に、紙芝居の始まり。
「ヤオ族のズボン」
「雲の一生」
「ピジョンホール」
「リバー」
の4つを1時間ほどかけて音楽に合わせて紙芝居して下さいました。
長崎の大学で環境について学んでらしたそうですが、在学中に休学し1年ほどカンボジアに渡りNGOの方々と一緒にいろんな村を回ったりされていたそうです。
そんなカンボジアでの暮らしの中で、自然と共に暮らす豊かな暮らしを体感されたとか。
雑誌などでも賢太郎さんの暮らしは紹介されたりしてましたが、自然農でお米や野菜を育て、ガスもなくてカマドで煮炊き、お客様が来られる時以外は冷蔵庫も使わない、本当に必要なものだけの豊かでシンプルな暮らしをされてらした様です。
「ヤオ族のズボン」の紙芝居の後で、その民族に伝わる刺繍や文化を残してゆく事について話されていましたが、それを残すという事は、1年の歳月をかけて囲炉裏の炎の前で、ゆっくりと祈るように刺繍をしてゆく…その暮らしそのものを残さなくては…と言われていました。
本当に。
自然の中で自然と共に生きるリズム、スピード。
そのゆるやかで確かな流れの中でこそ、出来てゆくものなのだと思います。
太陽や月と共に、自然のあらゆるもの達と共に生きる。
それを感じながら生きている方らしい言葉だなぁ〜と思いました。
どの紙芝居にも、そんなリズムや祈りを感じるのですが、作られた年代を伺ってみると、今年ご結婚されて最近作られた作品達は、違った印象を受けました。
ご結婚されて、薪での煮炊きがカマドから薪ストーブになったり、カセットコンロがきたりして、必要なものだけの暮らしから離れてます…って仰られてましたが、私はご結婚された後の作品の方が、より削ぎ落とされてシンプルにシンプルに必要なものだけ、本当に大切なものだけになってきている気がしました。
精神がよりクリアにシンプルになって、囚われない心になってきている様な…そんな印象。
暮らしそのものが、祈りと同じになっているのだなぁと思いました。
この日、「空豆」さんでは、いつものカフェメニューではなく、賢太郎さんの奥様のりえちゃんの「ヴァン・ゴッホカフェ」が開催中だったので、たっぷり紙芝居を楽しませて頂いた後は、ゆっくりとティーTIMEしました♪
紙芝居を見られたお客様は十数名だったのですが、その中にちょうど、何度かお会いして、うちにも来て下さった事のある方がいらしたので、一緒にお茶をする事に(*^□^*)
お陰で、半分こしたりして全種類食べれました(爆)
玄米や野菜たっぷりのキッシュと酵母で仕込んだ豆乳ヨーグルト。
豆腐のケーキ2種
空豆の藤丸さんが、うちと同じ手回しタイプのコーヒーミルでグルグル珈琲豆を挽いてくれてたのですが、あまりカフェ利用の人数が多いので、一度に少量しか挽けないミルでは大変だろうなぁ〜と思って、お客様にして頂いたら?みんなしたい、したいって言われるよ!
って言ったら、藤丸さんが「私、してあげたいんです!ここに来たら、何にも考えないで、何にもしないで寛いで欲しい」って、いつものキラキラの眼差しで仰られてました☆
自分がしてあげれる事を、本当に喜んでらっしゃるのですよね。
ものすご〜く丁寧な、りえちゃんのオヤツ達も、キラキラの愛がこもった藤丸さんの珈琲も、大満足に美味しかったです♪
清らかで優しい方々に囲まれて、幸せな一時でした☆
賢太郎さんが、紙芝居の最後に2014年のカレンダーに書かれている詩を読んで下さいました。
その月ごとに絵の下に詩が書かれています。
なので、カレンダーをめくりながら、紙芝居風に読んで下さったのですが、一年で一つの物語になっている、その物語が下記の詩です。
出来れば、絵と一緒に見て頂きたい。
うちで取り扱ってるカレンダー、売り切れたので、追加で少し補充してありますので、良かったら見においで下さいませね☆
心が静かに広がりますよ!
川
村から村へ
道をたずね
どこかへたどり着くために
小さなバイクに二人またがり
青い空と、たくさんの歌と
耳を澄まし、感じること
目の前の全てから
そして、心の中の全てから
川では子供たちがあそんでいる
雲たちは、ゆっくり帰路につく
静寂とひとつの永遠の道
小さなひかりが向こうで輝く
あのひかりのように あの雲たちのように
いつか私たちも
たどり着く