12日は、太宰府の塗装屋さん『りゅう』の樋口さんが、塗装の仕上げをしに来て下さいました。
先に、奥さんの加代子さんを送って来られて、旦那さんの龍一さんは、現場へ。
今ちょうど、浮羽でお仕事なのです。
龍一さんと、職人さんは、仕事を終えて、夕方に来られるとの事、それまで、加代子さんとお喋り&アレコレしました♪
窯焚き直前で、私も仕事を進めておかなきゃだったので、アロマ&茶香炉の仕上げを加代子さんに手伝って頂きました。
作って乾燥までの状態だったので、綺麗にペーパーをかけて、粉を取り除き、一つ一つ穴に針を通して、ちゃんと光が通る様にします。
なかなかコツのいる作業で、ほとんどの方は生で乾燥しただけの粘土に触れる事などないので、作業する時の力加減が、分からず力が入ってしまって、すぐに割れてしまうのです。
アロマ&茶香炉の作業だけは、他の方にお願いする事は、今までなかったのですが、一緒にしてみよう…となぜか思って。
加代子さん「こんな、手間のかかる事してたの〜?!」と言いながら、本当に丁寧に一つも割る事なく、仕上げて下さいました!
誰かと、アロマ&茶香炉を一緒に作りながら、「この一つ一つの穴が、私たちで、一つ一つの穴が、それぞれ綺麗に内側の光を通すことで、全体が綺麗に…」なんて、話ができるなんて、嬉しかったです♪
腰が痛くなったと言ってましたが(笑)
龍一さんと職人さんも来られ、龍一さんは、以前から気になっていたという(笑)作業場のヒサシを支える支柱を錆び止めも兼ねて、塗って下さいました。
龍一さんと加代子さんで以前から、赤がいい、黄色がいい…などなど何色にするか、思案されてましたが、結局濃い茶色に(笑)
そして、職人さんは、玄関からお風呂までの仕上げを。
龍一さんのご配慮で、気持ちいいから☆と珪藻土を塗って下さり、お風呂周りは、洗面所やトイレと同じ塗り壁に。
職人さんは、手際よく、材料を練り、絵を描く様に塗っていかれます!
『りゅう』の仕事は、ペンキやコテ塗り、吹き付けなどあるそうですが、その「コテ塗り」の親分職人さんに塗って頂きました!
彼が塗ると、パターンが全然違うとか☆
絵の具を所々つけて、塗ると、ぼんやり模様になるよ!とか、ビー玉なんか途中で埋め込んで、遊べるよ〜とか、教えて下さいました☆
これは、いつか、アーティストと職人さんのコラボしてみたい!!!
壁面に一緒に絵を描くように塗り壁を仕上げたりしたら、絶対面白くて、綺麗な仕上がりの空間になりそう♪♪♪
聞いてるだけで、ワクワクしちゃいました☆
16の頃から左官を習って、30年近くなる方でしたが、コテを持たせてもらえるまでに、時間がかかると言われてました。
職人さん達の厳しい世界。
機械化される世の中で、仕事も少なくなってきてる話もききます。
でも、こうして長年かけて会得された技、ちゃんと受け継いで残していかなきゃなぁと思いました。
職人さん達が、その腕を活かして、ちゃんと生活できる様にするには、消費者が、機械化された安価なペラペラの壁紙でなく、人の手間隙がかかった素晴らしい手仕事を選ぶ価値観を持つ事からかなぁ…と思います。
今回、加代子さんとも何にお金を使うか…という話をしました。
使わないと経済も回らないと…
あまり使わない暮らし(笑)をしてる私の中でも、ちゃんと考えたいテーマでした。
経済やお金の事、根本的なところから、もう一度調べて考え、自分なりの価値観を持つ努力をした方がいいかも知れません。
世界的にみても、かなり危うい状態の様ですし…
珪藻土からお風呂周辺の別の素材に変わるとザッザッと塗る音が変わりました。
けい砂が、入ってるからとか…へぇ〜話を聞いてると面白い粘土仕事との共通点が!
器作りにも、けい砂を使ったりするのです。
粗い砂などを入れたりすれば、質感が変わるって…粘土仕事と同じ☆
いろんなお話も聞けて(お仕事の邪魔して、すみません^_^;)、楽しかったです♪
あっという間に全部塗り終わり、見違えるほど素敵な空間になりました!!!
今まで、日の当たらないこの場所は、食品などの物置状態だったのですが、こんなに素敵になると、物置にはもったいなくて、壁に絵を飾り、棚も改造して作品を置くギャラリースペースにしようかなぁ〜と思う様になりました☆
素敵な空間になると、大切に綺麗にしたいって思いも湧いてきて、きちんと掃除もする様になります。
その場所が好きになって、好きな所には、ずっと気持ちよく居たくなるから♪
また、新たなお気に入りの空間が出来ました☆
龍一さん・加代子さん・職人さん、本当にありがとうございます!!!
壁を見た方から、この見積もりは、いくらなのかなぁ?って質問出てましたよ〜