先日は、大分と熊本の県境、瀬の本の自家製酵母パン屋さん『ぶらうにい』で、お味噌作りのワークショップをしてきました♪
ちょうど今は、お味噌作りのシーズン。一年分のお味噌を纏めて作って、じっくり発酵させます☆
私は、来年一年分のお味噌は、既に仕込んでいたので、今回は『ぶらうにい』のえっちゃんとガラス作家の一鬼さんと古布作家の藤田さんに、作り方をお伝えしに行きました。
まずは、大豆を一晩水に浸けて、ふっくらと戻しておきます。
一人2キロの大豆で、約8キロ分のお味噌が出来ます♪
預かってた大豆2キロを戻そうと思ったら、大きな容器がなくて、ボウルや鍋が総動員に(笑)
大豆は、それぞれご自分の知り合いの方々が育てられた無農薬の大豆☆
浸水させた大豆を持って、瀬の本へ。
瀬の本で、えっちゃんとえっちゃんに浸水を頼んでおいた4キロの大豆を乗せて、小国へ向かいました。
今回お味噌作りするのは、阿蘇方面の方々だったので、小国の醤油屋さん『七福醤油』に麹をお願いしておきました。
地元の塩切りした麦麹。
麹を取りに行くと、お味噌作りのアレコレをいろいろと教えて下さいました☆
それから、小国の岳の湯温泉へ。
あちこちから湯けむりが上がる岳の湯には、地獄蒸し出来る場所があり、浸水させた大豆をコンバイン袋に入れて、温泉の蒸気で一晩地獄蒸しにします。
玉子や野菜、肉類などなど、地元の方々も観光客の方々もこの地熱を使って蒸し料理しています。
ふつうは、大豆を蒸したり茹でたりして、親指と小指で挟んで潰れるくらいの柔らかさになるまで火を通すのですが、時間がかかるのと2キロ分の大豆を入れる大きな鍋がないので、私は、この地獄蒸しで☆
何より、温泉のミネラルのお陰なのか、柔らかくビックリするほど美味しくなるのです♪
美味しくて、蒸し上がりもパクパク食べちゃいます(笑)
蒸気の出てる四角い穴の中に入れたら、明日の朝まで、そのままにしておきます。
瀬の本に戻り『ぶらうにい』に泊めて頂きました。
標高高く、寒い瀬の本、えっちゃんがチゲ鍋を作ってくれました♪
熱々の美味しいチゲ鍋を頂き、ワインを飲みながら、久しぶりにえっちゃんとゆっくりお喋り☆
翌朝の景色の美しいこと!キラキラする森の中にいる様です。
今回は味噌作りの写真ばかりで景色の写真は載せれずに残念でしたが、『ぶらうにい』で検索すれば、以前の記事に景色や店内の写真があります☆
愛犬ドルチェとお散歩すれば、阿蘇の五岳の涅槃像が綺麗に見えます。
美しい森の景色を眺めながら、ゆっくりと自家製酵母パンの朝食を食べ…まるで高級ホテルに泊まってるみたい(笑)
一段落したら、またまた岳の湯に。
じっくりと一晩蒸した大豆は、温泉成分で茶色になって、とってもいい香りです♪
熱々の大豆を持って、とんぼ返りで、瀬の本へ。
お昼を食べてたら、一鬼さん達が登場しました。
準備してもらってた強くて大きなビニール袋に熱々の大豆を入れて、足で踏み踏み(笑)
これは、お手軽便利な、りんちゃん流☆
今までは、杵と臼を使って突いたりして潰してました。
ペースト状に潰れたら、塩切り麹をよく混ぜていきます。
柔らかさは、お湯で調節して…
手がすべすべする〜!気持ちいい〜♪と賑やかです(笑)
アルコール消毒した容器にハンバーグの様に丸めた味噌を、空気を抜きながら投げ入れて、表面にアルコールに浸したガーゼを乗せて出来上がり☆
みんなですれば、とっても簡単で楽しく一年分のお味噌作りが出来ます♪
長年、日本人はこうして集落で集まって、一年分のお味噌を作ってたのだろうなぁ〜と思います。
みんなで作業する事で、お年寄りから次の世代に引き継がれる知恵と文化。
18年の田舎暮らしをする中で、お年寄り達と一緒に過ごしてきて、次の世代の方々が外に仕事に出てしまう事で、引き継がれなくなってしまった現実を目の当たりにしてきました。
お年寄り達が亡くなってしまうと、途絶えてしまう…
せめて私が覚えられる分だけでも…と、おじいちゃんおばあちゃんと一緒に過ごす事で、習ってきた暮らしのアレコレを、メモしてきました。
受け入れやすい形にアレンジして若い方々に伝えられたら…
子供の頃、将来何になりたかった〜?
そんな話をえっちゃんとしながら、ず〜っと私の中にあるやりたい事を再確認できました。
その辺の事は、また今度♪
みなさん、初めての味噌作りは、どうだったかなぁ…?
楽しかった、来年もしたいって感想をいただきましたが、年に一度集まってワイワイ味噌作りする事、恒例に出来たらいいですね!
楽しい気持ちが、たくさん入ったお味噌、じっくり発酵して幸せな食卓になります様に♪
ありがとうございました☆