星のしずく暮らし

自然と共に ゆったり暮らそ

手渡す

昨日、いろいろとお世話になっている60代の方から20年使ってこられた薪ストーブを譲り受けました。

炉台や取っ手、様々な部分を手作りし、毎年シーズンが終わると丁寧に錆びを落として塗装し直してお手入れを続け、大切に大切に使ってきた薪ストーブ✨

毎朝、ガラス部分が拭かれていて、とっても綺麗な炎が覗いていました。

携帯の待ち受け画面に写真を入れてるほど、大切な相棒だったストーブ。

新しい薪ストーブと入れ替える決心をしたようですが、大切にしてきたものを手放すのはきっと寂しかっただろうと思います。


新しい薪ストーブを搬入して設置するのを手伝って、古い方の薪ストーブを譲り受け、車に乗せると何度も「ありがとう」と言われてました。


その気持ち、とってもよく分かる。

大切に大切に共に生きてきたもの。

譲り受け、バトンを受け取ってくれる信頼出来る人が現れてくれたら、私も泣きたい位嬉しくて何度も「ありがとう」って言ってしまう。


物も家も土地も。


お金の価値に縛られて、その基準で全てを計ってしまうと、とっても限定された枠組みの中に閉じ込めてしまう気がするのです。


大切にしてきたものをそんな限定された価値観の中に閉じ込めたくない。

どんどん連鎖して無限∞に幸せや喜びが広がってゆくことが出来るのに。


物にも家にも土地にも大切に心を込めていって、それを大切に引き継いでくれる人に出逢えたら「ずっと待ってたよ」って「受け取ってくれて、ありがとう」って、抱きしめて手渡してゆきたい。


そうしてゆくと、きっと世界は変わってゆくよね。


薪ストーブを運ぶのを手伝って下さったのは80代の無農薬農家のおじ様。

先人達の知恵は素晴らしくて、90kgほどの薪ストーブを女性でも運べる方法やロープワークなどを教えて下さいました✨


力じゃないのよね。。。


壊れてるウッドデッキを見て、うちに材料あるから作りに来てあげよう!ってまで言ってくださって。。。


旦那君が10年ほど乗っていて壊れてしまった自転車を修理して田んぼの見回りに使うからーって持ち帰ってもくださって。。。


この自転車もずっと自転車生活の旦那君にとっては、とっても愛着のある相棒。

捨てれずに倉庫にあったのだけど、また使ってもらえるなんて、本当に感激でした✨


必要なものが、グルグルグルグルと巡ってゆく、とっても素敵な嬉しい循環✨✨