星のしずく暮らし

自然と共に ゆったり暮らそ

動物性の食べ物

先日、以前ワークショップに参加して下さった方からご質問を頂きました。


私が作るお菓子に卵が使われていないのは何故ですか?

卵は、身体によくないのですか?


とのご質問。




携帯メールでのやり取りでは、長くなるので、大切な事だしブログに書きますね〜という事で、畜産について書いてみたいと思います。




私は、ベジタリアンでもビーガンでもありません。


自分でお肉や魚を買う事は、めったにありませんが、他所で出されれば頂きますし、ご希望があれば動物性のお料理もします。


卵は、日頃から食べてます。



お菓子に卵を使わないわけではなくて、使う事もあります。



私にとってのお菓子作りは、お誕生日や特別な日に頂く贅沢品ではなくて、普段家族が毎日食べる為のもの。


我が家では、毎食後にお茶とちょっとした甘い物、10時と3時のお茶の時間が当たり前になっていて、毎日毎日、一日に何度もティーTIMESがあります(笑)



畑から戻ってきて、お腹空いた〜と休憩に食べたり…


食べる頻度が多いので、出来るだけ身体に負担がなくて優しい手作りのものにしたかったのです。



毎日毎日の事なので、市販のものは食べたくなくて、やっぱり手作りすることに。毎日では金銭的にも大変だし。

栄養的には、食事の続きという感覚のもので、ちょっと嬉しいものかな。


始めは、砂糖もバターや牛乳、卵も一切使わないようなお菓子ばかり作っていました。



それらが身体によくないのか…


ネットで見つけた記事を貼っておきますので、よかったら読んでみて下さい。
いろんな方向からお砂糖の事を考えた記事がたくさん載っていました。



白砂糖断ちの効果 白砂糖はとても体に悪いと判明(砂糖の害)
http://ameblo.jp/pumukotu/entry-10934358683.html




私は、余り考えてませんが、経験的に摂りすぎると体調が悪いのです。

ブツブツも出て血が汚れる感じがしています。



お砂糖については、うちでは砂糖大根から作られる「てんさい糖」かフェアトレード(公正な貿易)のフィリピンの「マスコバド糖」を使っていますが、毎日食べると思うと、極力少なく…と思います。


だから、自分自身でレシピを考えて、最低限の材料で美味しく感じて飽きないラインを見つける様にしています。


その分、ナッツやドライフルーツ等で複雑な味わいにしたり、食感を変えてみたり。



手作りした事のある方ならご存知でしょうが、普通のお菓子のレシピ本などを見ると、白砂糖100gなんて当たり前の世界。


買ってきて食べてるとあまり分からないかも知れませんが、お菓子にもジュースにも驚くほどの砂糖が使われています。



自分自身が体内に取り込んでいるものを自覚することは、大切な気がします。




バター、牛乳、卵については、ちょっとショックな画像もありますが、下記のネット記事を見て頂けたら…と思います。


畜産/動物は食べ物じゃない!
生物として扱われていない、ニワトリ
http://www.hopeforanimals.org/animals/niwatori/




以前、ブログで書いた事もあるのですが、田舎暮らしを始めたばかりの頃、初めて自分が口にしている農産物や動物性のものが、どのように作られているのか、目の当たりにしました。


自給用の畑は、各自の家に当たり前にありましたし、販売用の田畑もありました。

販売用には、農薬を撒き、生命力が弱まるので化学肥料で、見かけだけ綺麗に大きくします。


頂いた野菜は、自分達が育てた自然農の野菜に比べると、すぐに腐って、ドロドロになり悪臭がします。



規格に合わないものは、大量に捨てられたりしていました。



近くにはケージ飼いの養鶏所があり、ものすごい数の鶏が全く身動きも出来ないまま、卵産みマシーンの様に並んでいました。


自分が食べている卵が、こんな風な鶏の飼われ方をされていたなんて!と、すごくショックを受けてしまいました。


阿蘇でも天草でも、ご近所には、たくさんの牛飼いさんがいらして、ご自分の家で数頭の牛を飼っていましたし、アルバイト先の裏は阿蘇の原野で放牧された牛に餌をあげることもよくしていました。


だから牛達もとっても身近でした。



人口受精の様子、出産し、どのように育てられ、競りに出されて肉にされるのか、乳業はどのように飼われているのか、身近に見てきました。



豚は…

田舎暮らし仲間の一人が、黒豚を一頭飼っていました。

広い敷地に走り回り、遊びに行くと寄ってきてくれました。


大きな大きな黒豚に成長したブーちゃん。


ある時、お肉になり、田舎暮らし仲間みんなで分けました。


私は、その頃旅に出ていたのですが、戻ったら、冷凍してとっておいてくれて、頂きました。


今まで食べたどんなお肉よりも美味しくて、感謝の気持ちがわきあがりました。



自分自身が口にするもの、買うものに、どのような背景があるのか、どんな過程を経て、手元に届いているのか、知ることで、いろんな事が変わってきます。


知るとちゃんと選べる様になります。



スーパーで売られている安い卵パックの裏では、たくさんね鶏達の苦しみがあります。


家畜達の餌にされる配合飼料には遺伝子組み換えの穀物が使われて、大量に輸入されています。


動物を食べる為に家畜の餌にする穀物を人間が食べれば、飢える人がどれだけ減るか…


抗生物質ホルモン剤の問題。


裏には、たくさんの事があるのです。



だから、出来るだけシンプルに大きなところに頼らず、顔の見える信頼できる方が育てたものを口にしたい。


私がいつも食べている卵は、久留米市有機農業されている『ウイング オブ グリーン』の東原さんの卵ですが、いつも鶏小屋を見学させて頂いてますし、どんな餌をあげているのかも知っています。


抗生物質やワクチンを使っていないので、一般に売る事が出来ないようですが、私は、今までこうした方々の所で、のびのび育った鶏の卵を分けて頂いてきました。



幸せに育てられたものは、美味しくて幸せな味がします。


その卵を少しづつ大切に頂いています。

食事に使うから、お菓子にはほとんど使いません。

たくさん食べるものではない気がするし…



できる事なら、何処にも皺寄せがいってない、全ての過程で幸せなものを選んで、それを大切に大切にしていけたらなぁ〜と思います。


自分自身が選ぶ(買う)ことは、その方法を応援し、未来にその世界を作っているのだと思うから。



長々と書いてしまいましたが、出されたものは感謝して頂いています。



ワークショップに参加して下さる若いママ達が、食に興味をもって、そこからどんどん意識が広がってゆく様子は、ものすごくて、子育てする事、守り愛するものがある事の素晴らしさを実感しています。



一緒にたくさん考え、学ばせて頂いています。


いつもありがとうございます☆